良い印鑑の条件

　どうせなら縁起のいい印鑑がいいと考えている人も多いはずですよね。さっそく縁起が良いと言われている印鑑を紹介します。

●印相に従った印鑑（印相体・吉相体で作られた印鑑など）
●象牙、水牛、本柘でできた印鑑
●パワーストーンで作られた印鑑
●金でできた印鑑
●あたりのない印鑑（あたりというのは、上下を確認するためのしるしです）
●大きな余白のない印鑑
●印影がはっきりしている印鑑
●印鑑本体に、縁起の良い柄が入った印鑑
●宝石で飾られた印鑑
●読みやすい印鑑

　高い印材を使った印鑑や、飾りの付いた印鑑は、たいてい縁起がいいものになるようです。行き過ぎると多少高いものを売ろうという下心もあるように見えてしまいます。
　ちゃんと分かりやすい意味を持ったものもあります。実印は、上と下とを見分けるあたりがない方が良いとされています。これは大切ない印ですから、押す前に自分で向きを確認するくらいの慎重さで使うべきという意味があります。
　余白が大きいと、印相でも良くはないのですが、周囲に囲まれて小さくまとまってしまうからという意味でもあります。読みやすい印鑑がいいとされるのは、読みにくい印鑑は独りよがりになるからですね。
　良い印鑑には色々な視点から見た、色々な説がありますが、開運や縁起のいいものとして紹介されているものは、同時に縁起の悪いものと言われる場合もあります。お店によっては、縁起の良い印鑑、悪い印鑑を紹介しながらも、お店が否定する縁起の悪い印鑑もちゃんと作れるようになっていたりすることもあります。