ハンコ文化と日本人・印鑑まめ知識

日本人にとって、身近な存在である印鑑ですが、その印鑑の素材や仕組み、歴史については意外と知らない人も多いのではないでしょうか。
 例えば、印鑑に対する知識をちょっと紹介してみましょう。例えば、普段何気なく使っている言葉、印鑑とハンコ、その違いは何でしょう。本来、「印鑑」とは印章やはんこ本体ではなく、その印影を登録した帳簿です。その帳簿によって、つまりは公的に登録されたことを照明可能なはんこ本体が、転じて印鑑と呼ばれるようになりました。印鑑の最大の目的は照合ですから、その用をなすものが印鑑です。ですから、狭義では、印鑑とは実印登録したものを指すことになります。ですが私たちは普段、銀行印として銀行に届け出たものも印鑑と呼びますし、認印として使っている三文判のようなものまで、全部ひっくるめて印鑑と呼ぶことが多いようです。

 また、欧米などでは印鑑ではなく、サイン文化のところが大多数です。日本のように印鑑が重要視される国はあるのでしょうか。日本と同じように印鑑登録が必要な国は韓国だけです。ですが、これは近々廃止される予定になっていますから、個人が実印を持つ文化は日本だけになってしまうでしょう。中国は公文書に印鑑を用いることが多いのですが、日常的に一般市民が使うことはありません。(香港など、一部の地域ではあり)

 このサイトでは、こんな風に、ちょっとした印鑑の知識を紹介しています。また印鑑の材料なども紹介していきますので、印鑑の選び方、使い方の参考にしてもらえれば幸いです。